分散型ネットワーキング・システム向け高可用性アプリケーション・サービス・プラットフォーム
Enea Element は、高可用性かつ標準ベースのミドルウェア・サービスのスィートで、オペレーティングシステムとアプリケーションの間に配備されます。エニアのLINXプロセス間通信ファンデーションの最上位に構築されたEnea Element は、組込オペレーティングシステムの機能を拡張し、大規模な企業オペレーティングシステムが通常必要とする高度な通信・管理機能を提供します。
Enea Element は、複数のプロセッサやオペレーティングシステムに分散するアプリケーション間通信の確立、同期化、インストルメンテーション、モニタを容易にするコア・サービスを提供します。また、ネットワーク監視、障害管理、アップグレード管理、シェルフ管理などのサービスも提供し、フィールドで運用中のシステムのモニタ、修復、構成、プロビジョン、ライブ・アップグレードを容易に行えるようにします。
LINX通信ファンデーション
Enea Element のLINXベースの通信は、複数のデバイスやオペレーティングシステムにまたがる複雑な分散アプリケーションを構築するためのファンデーションを提供します。これらのサービスを使うことにより、各種プロセスは、他のプロセスやサービスを検出し、それらのプロセスと通信を行い、サービスの可用性を告知し、他のプロセスに対して情報をブロードキャストしたり、情報の共有を行ったり(パブリッシュ/サブスクライブ)、他のプロセスの可用性状況をモニタすること等が容易にできるようになります。システム全体の通信サービスは、デバイスやOSに依存しないため、アプリケーション・コードに変更を加えることなく、システムの拡張/縮小、構成が可能となるような透明性を実現します。
イベント・ロギングとアプリケーション・モニタリング
Enea Element のイベント・ロギングとアプリケーション・モニタリングのサービスを使うことにより、開発者は彼らのアプリケーションのインストルメンテーションを容易に行うことができ、システム運用への可視性を大幅に高めることができます。イベント・ログングにより、アプリケーション・プロセスはスロット/サービスの可用性、診断、クリティカルなネットワーク・イベントなど、イベントやステートの情報をログ、レポートできるようになります。また、イベント・ログはシステム全体で合計し、永久メディア(リモート・ファイルシステムを含む)にアーカイブし、ライブまたは事後分析に使うことができます。開発者やネットワーク・オペレータは、標準のWebブラウザを使ってこの情報をインタラクティブに取得できます。
HA障害管理
Enea Element は、真のノンストップ・コンピューティング・プラットフォームの構築に必要となるサービスのすべてを提供します。システム内の全リソースについて、モニタリング、検出、リカバリ、レポート機能を含めた完全な障害管理を提供します。 SA Forum Availability Management Framework (AMF) を完全にサポートすることにより、障害管理の柔軟性を高め、アップタイムを最大化します。2N、N + M、Nウェイ、Nウェイ・アクティブの各構成向けの新しい冗長モデル、アクティブ・コンポーネントとスタンドバイ・コンポーネントを同一ノードにも別々のノードにも配置できるフェールオーバー・モード、柔軟性のあるコンフィギュラブルな「ヘルス・モニタ」機能などが含まれます。アクティブなハートビート・モニタリングとリアクティブなエラー検出スキームを採用し、システム、スロット、アプリケーションの各レベルで、重要なハードウェア/ソフトウェア・コンポーネントが正常動作を確保します。さらに、軽量のステート・チェックポイント・サービスを提供し、冗長ブレードへのフェイルオーバーのイベントでのステート情報を保存します。
HAシェルフ管理
また、Enea Element は、個々のスロット、ブレード、シャーシの構成、モニタリングといったシェルフ管理サービスの包括的なスィートを提供します。シェルフ管理コントローラと共同してブレードを検出・構成し、リビジョン番号を追跡し、温度、電圧、ファンスピードなど主要なブレードレベルのパラメータをモニタします。さらに、アラーム管理とホットスワップをサポートし、個々のブレードを運用中のシャーシから抜き差しできるようにしています。
インサービス・アップグレード
インサービス・アップグレード機能は、システム・アップグレードに伴うダウンタイムを短縮し、各コンポーネントまたはノードに対するクラスタワイドな混在アプリケーション・バージョン管理の既存機能を拡張します。こうしたきめの細かい機能により、各コンポーネント(および影響を受ける他のノード)の選択的ロードおよび再起動が、システムワイド・ベースの協調的な方法で可能となるため、サービス可用性の向上、およびアップグレードとシステム保守の両方の簡素化を図ることができます。
DSPマネージメント
Enea Element 3.0 は Enea dSPEED Platform を完全にサポートします。Enea dSPEED Platform は、起動と設定、モニタ、イベント通知、ログ収集、トレース、診断、統計、リモート・デバッグなどの DSP 管理/デバッグ・サービスを提供します。この統合管理ソリューションは、「コントロール・プレーン」と「ユーザ・プレーン」の両方にまたがるソリューションとしては初めてのものであり、障害検出、DSP コアの切り離し、復旧、協調的な再起動、通知などの諸機能により、DSP 障害の囲い込みと修復を行って、パケット損失やネットワーク劣化を抑制します。
サポートするプラットフォーム
- RedHat Enterprise Linux 4.0
- Fedora Core 4.0
- Monta Vista Linux 3.1/4.0
- Wind River PNE Linux version 1.4
- Monta Vista, Red Hat
CPU:
- Intel アーキテクチャ(x86 および その互換性を持つもの)
-
PowerPC