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オーエスイー・システムズ、機能強化した RTOS OSE 4.5 をリリースと開発環境の提供開始

信頼性が高く、高性能なRTOS及び開発環境を提供することにより、
お客様の開発効率の加速が実現可能

カンヌ、3GSM WORLD CONGRESS 2003年2月18日
OSE Systems (オーエスイー・システムズ、本社:スウェーデン、以下OSE)は本日、機能を強化したリアルタイム・オペレーティングシステム(RTOS)、OSE 4.5のリリースと開発環境の提供を開始することを発表しました。
このOSE 4.5は、メッセージパッシングモデルをベースとして、遠距離通信のインフラや、無線通信、自動車及び産業オートメーション等のフォールトトレラント性や信頼性を要求するリアルタイム・アプリケーションに最適なRTOSです。

OSE 4.5のリリース内容と強化された開発環境は次の機能をサポートするとともに下記のような特徴を持っています。

  • OSEが提供する異なるOSとの混合分散化システム
  • MIPS32 システム・オンチップ・プロセッサ(SoC)アーキテクチャのサポート
  • IBMの低消費電力 PowerPC 750CX/FX及び440GP のサポート
  • フラッシュ及びネットワーク・ブートローダを持った標準ボードまたはカスタムボード・アプリケーション用POLO(ポータブル・オペレーティング・システム・ローダ)開発キット
  • デバイス・ドライバ・アーキテクチャ(DDA)ボード・サポート・パッケージ
  • Windows上で構築するための OSEソースコード製品

 
「OSE4.5 は今まで多くの開発者が必要としてきた、新しい製品や強化された機能を数多く含んでいる。」と、OSEシステムズのプロダクトマーケティングマネージャであるEva Skoglund氏は、述べています。また同氏は次のようにも述べています。「リアルタイム組込システムが複雑になるに従い、開発者はノンストップ・オペレーションや複数のCPUからなる分散システムの必要性に頻繁に遭遇し、これらのシステムを開発するために十分なツールや機能が必要とされてきている。しかし、従来のRTOSではそれらを満足することはできなかった。このOSE 4.5のリリースにより、OSEゲートウェイ、プロセッサの追加サポート、GNUコンパイラツール及びカスタムボード・サポート・パッケージ等の信頼性を持った高度な製品を提供する事により、お客様の開発効率を上げるとともに高品質な最終製品の開発を行うことが可能になった。」


新しいサポート内容
OSE 4.5は民生品、OA(オフィスオートメーション)機器と共に高性能なテレコム/データ通信マーケット向けに、MIPS32プロセッサ・アーキテクチャをサポートしました。これにより次のものが効率良く開発できるようになります。

  • テレコム/データ通信向け: スイッチ、ルータ、ベースステーション、ゲートウェイ等
  • 民生品/OAマーケット: ケーブル/衛星セットトップボックス、ケーブルモデム、プリンタ、デジタルカメラ、DVDおよびゲームプラットフォーム等

IBMのPowerPC 750CX/FX および440 プロセッサファミリのサポートが追加されました。IBMのPowerPC 750CX と750FX はコストに影響され易いアプリケーション用に設計されており、ネットワーキング、コミュニケーション、ストレージ、イメージング、コンピューティング及び民生品を含む様々なシステムに理想的なコストで製品化が可能です。IBMから新しく提供される低コストで低消費電力かつ、高性能な PowerPC 440GP組込マイクロプロセッサは多くの周辺機器を組み込んだ、中-高性能デバイス用に設計されています。

OSEゲートウェイは、OSE4.5においては新しいOSEゲートウェイ技術により強化されています。OSEゲートウェイを使用する事により、システム設計者はWindows, Solaris, Linux, SymbianOS 及びVxWorksオペレーティングシステムが混在する分散システムを構築することができます。OSEゲートウェイはOSEが実装されていないホストで実行されているアプリケーションに強力なOSEメッセージパッシングAPIを提供し、これにより完全に分散化されたシステムにおいても直接的な通信ゲートウェイが提供される事になります。OSEゲートウェイを使用することで一般的な企業向けオペレーティングシステムと相互接続することができます。また、組込み系のオペレーティングシステムとも接続可能となります。

POLO開発キットは、システム開発者向けに作られたカスタム化が可能な、ブートローダ用の包括パッケージです。POLOはROM化が可能で、しかもフラッシュメモリにおいて実行する事もできます。フラッシュに関してはボード及びシステムの構成パラメータと共にOSEの実行イメージ(monoliths)、OSE のロードモジュールを含んだプログラム及びデータの書き込みをサポートしています。フラッシュ、ディスク/ボリュームやネットワークファイルマネージャ、TFTP、FTPクライアント及びサーバからフラッシュに書き込んだり、ブートしたりすることができます。ディスクまたはボリューム・ファイルマネージャにはDOS (FAT)およびAFM (OSEのアトミックファイルマネージャ)があります。サポートされているネットワーク・ファイルマネージャにはHTTPおよびTFTPがあります。 POLOは自己モジュールをフラッシュに書き込むことも可能です。 POLOはソースコード (POLO開発キットの場合)もしくはOSEがサポートしているボードに関して、特別に構成されたバイナリ版で提供されます。

OSE4.5にはデバイス・ドライバ・アーキテクチャ(DDA)と呼ばれる新しいアーキテクチャのボード・サポート・パッケージ (BSP) が含まれています。
DDAは特定の装置用に一度ドライバが開発されると、別のDDA BSP用に簡単に追加および構成ができるようにしてデバイスドライバのポータビリティを持っています。DDAにおいてBSPはコンパイル時ではなく、実行時に構成され、ボード及びデバイス特有のパラメータはフラッシュに格納することができます。将来、DDAはデバイスドライバの動的な削除及びインストールをサポートするように強化される予定です。 OSE4.5のDDA BSPには、全ての74XXプロセッサプラグイン用モトローラ社製Sandpoint (X3マザーボード)と、モトローラ社MCP750、MIPS32 Malta 4Kcおよび5Kc (32 ビット互換モード)、ブロードコム社BCM91250A及びBCM91250Eのサポートが含まれています。

 

OSEの強化点
Windowsの環境下では、システム生成を行う為の全てのOSEソースプロダクトを完全にサポートすることができるようになりました。WindowsでサポートされているプラットフォームはWinNTとWin 2000となります。また、PowerPC及び MIPS32アーキテクチャ用のコンパイラはGCC 3.2となり、ARMアーキテクチャ用はADS 1.2となります。.
OSE4.5においてはOSEカーネルとPowerPC とMIPS32に関する全てのコンポーネントはGCCでコンパイルすることができます。CおよびC++用のGCC 3.2コンパイラテクノロジは効率的で有効なデバッグ用のツール及びテクノロジを提供します。GDB 5.11はOSEランモード・デバッギングをサポートし、実行時にTCP/IPを介してソースレベルでのシステム及びプロセスを認知できるレベルでのデバッギングが可能になります。GDBにより開発者はソース及びアセンブラレベル、変数、レジスタおよびメモリを含んだプログラムの状態に完全にアクセスすることができます。

GDBのグラフィカル・ユーザインタフェースであるInsightを使用することにより、開発者はウォッチウインドとブレークウインド及びその操作を容易にする為のグラフィックのスタックディスプレイを使用してアセンブラとソースレベルのコードを混合もしくは分割して別のウインドで表示することができます。さらにOSE4.5において強化されたものはBluetooth仕様が1.1に更新され、Bluetoothプロトコルとプロファイルが包括的に追加されたことと、複数のクライアントが同時にフラッシュ・ストレージにアクセスするための新しいフラッシュ・アクセスマネージャ(FAM)およびEmanate FullとEmanate Lite SNMPプロトコルがバージョン15.3に更新されたことがあげられます。

出荷時期
OSE 4.5とその関連製品については、本日より提供開始しました。


OSE Systemsについて
オーエスイー・システムズ(OSE Systems)は分散フォルトトレラント・アプリケーション向けのリアルタイム・オペレーティング・システム(RTOS)と開発ツール、サービスのリーディング・カンパニーです。OSEは航空電子工学、医療、自動車及び産業関係の制御等の安全性及びハイアベイラビリティが重要な分散型フォールトトレラントなアプリケーションにおいても使用されています。Ericsson, Lockheed Martin, Samsung, Agere Systems, SonyおよびBoeing社等の先端企業がOSEを採用しています。OSEはEnea Data (SAXESS: ENEA)の子会社です。 Eneaは組み込みシステム,IT及び e-business ソリューションに対するリアルタイムアプリケーションの開発及びサポートを含んだ特化した技術分野に対する製品,トレーニングを企画、販売しています。スウェーデンのストックホルムを本拠にEneaは全世界で600名以上の従業員を擁しております。詳しくは、www.enea.co.jp にてご確認下さい。Eneaに関する詳しい情報はwww.enea.comを参照願います。

OSEはEnea Embedded Technologyの登録商標です。
それ以外の会社名及び製品名は其々の所有者の登録商標もしくは商標です。

◆お問い合わせ先
エニア・エンベデッド・テクノロジー株式会社
〒101-0052 東京都千代田区神田小川町1-4-2 風雲堂別館ビル 4F
Tel: (03)5207-6167 Fax: (03)5207-6169
URL: http://www.enea.co.jp E-mail: japan@enea.com