SDL-RTデザイン言語をベースにした世界初のテレコムシステム向け既成ツール Developer Studio、 OSE リアルタイム・オペレーティング・システムとの統合により、ソフトウェア開発のスピードアップを実現
2003年7月9日(現地時間)、スウェーデン ストックホルム/フランス パリにて
通信業界におけるリアルタイム・オペレーティング・システム・テクノロジのリーディングベンダ OSE Systems と、フランスのリアルタイム組込システム開発向けツールセットのプロバイダ PragmaDev は、PragmaDevの Real Time Developer Studio をOSEリアルタイム・オペレーティング・システム(RTOS)に統合すると本日共同発表しました。これにより、OSEベースの組込プロジェクト用のSDL-RTおよびUML図からOSEコードを生成することが可能となります。
Real Time Developer Studio は、SDL-RTのコンセプトをベースにした世界初の既成ツールです。SDL-RTは、人気の高いSDL (Specification and Description Language) のリアルタイム拡張であり、オブジェクト指向の正式なグラフィカルデザイン言語として、ITU (International Telecommunication Union) によって定義されたものです。テレコム業界の主要ベンダは、SDLを長年使用しています。
PragmaDevのディレクタ Emmanuel Gaudin氏は次のように述べています。「テレコムシステム向けに設計されたOSE RTOSとの統合プロセスは、かつてないほどスムーズに進みました。Real Time Developer Studioは、OSE信号ファイルを生成し、OSEのイルミネータ・デバッギング・ツール内でSDL-RTのグラフィカルなアブストラクションを可視化します。この2つのツールが連携して、最も整合性のあるグラフィカルな開発ツールチェーンを実現します。」
OSE Systemsのストラテジックアライアンス部門ディレクタAnders Flodin氏は、次のように述べています。「PragmaDevは、リアルタイム・オペレーティング・システムとUML/SDLベースのツールを統合するという斬新なアプローチを試みました。UML/SDLモデルベースの伝統的なアプローチは、開発フェーズにおける生産性の向上という大きなメリットをもたらします。しかし、実際のターゲットシステムにおけるリアルタイム要求のすべてを満たすのにかなりの労力が必要となるため、そうしたメリットが相殺されてしまう場合も多いのです。今回の統合で、プログラマはグラフィカル言語を使用する利点を享受することができるようになりました。OSEの特性との連携は維持されるため、問題なくターゲティングを行うことができます。さらに、PragmaDevのアプローチは特定のSDL/UMLランタイムシステムを必要としないので、ユーザはOSE独自の機能をすべて使用することができます。」
Real Time Developer Studioは、SDLにセマフォやエンベデッドC言語といったコンセプトを付加することにより、オリジナル言語の利点を損なうことなく、より的確にリアルタイム開発者のニーズに対応することが可能です。最近、Real Time Developer StudioのVer.2.0には、Unified Modeling Language (UML) のサポートが加わり、クラス図、配置図、ユースケース図の3種のUML図が実装されました。Real Time Developer Studio for OSEは、ボタンをクリックするだけで、組込RTOSシステムコールにより、SDL-RT記述からフルのCあるいはC++コードを生成します。クロスデバッガとの統合で、ライブ・グラフィカル・トレースによるSDL-RTレベルのグラフィカルデバッギングが可能となります。
メモリプロテクト機能を搭載したOSE RTOSは、高可用性通信アプリケーション用に最適化されており、洗練されたAPIやSRL-RT言語と密接に連携するダイレクト・メッセージング・パッシング・プログラミング・モデルなどの機能を提供します。OSE RTOS との統合により、Real Time Developer Studioはテレコム用組込システム開発のためのクラス最高ツールとなりました。Real Time Developer Studioは、OSE RTOS用のホストベースのシミュレーションソリューション OSE Soft Kernel 上だけでなく、物理OSEターゲット上においても動作します。
価格と対応OS:
Real Time Developer Studio for OSEは、現在、10,000EUR未満の価格で、Windows、Solaris、および Linux のホスト用に販売されています。
SDL-RTについて
SDL-RT (Specification and Description Language - Real Time) は、よく知られるSDL (Specification and Description Language) の拡張言語であり、ITU (International Telecommunication Union) によって標準化されたものです。RT拡張は、セマフォ操作やエンベデッドC言語といったSDLに欠けていた機能を導入し、グラフィカルな表現、オブジェクト指向、正確性といったオリジナル言語の利点との結合をはかりました。Ver.2.0からUML (Unified Modeling Language) をサポートしています。 SDL-RTは、http://www.sdl-rt.org から無料でダウンロードすることができます。
PragmaDevについて
PragmaDevは、フランス パリに本社を置く株式非公開企業で、リアルタイム組込ソフトウェア開発向けのツールセット Real Time Developer Studio を提供しています。Real Time Developer Studio のテクノロジは、2001年、フランス研究省主催の技術革新に関する国内コンペで受賞しています。PragmaDevは、Altium、Atos Origin、CMX Systems、 OSE、OSS Nokalva、Mentor Graphics、Sun Microsystems、Wind River Systems の各社と積極的なパートナーシップを展開しています。
OSE Systemについて
オーエスイー・システムズ(OSE Systems)は分散フォルトトレラント・アプリケーション向けのリアルタイム・オペレーティング・システム(RTOS)と開発ツール、サービスのリーディング・カンパニーです。OSEは航空電子工学、医療、自動車及び産業関係の制御等の安全性及びハイアベイラビリティが重要な分散型フォールトトレラントなアプリケーションにおいても使用されています。Ericsson, Lockheed Martin, Samsung, Agere Systems, SonyおよびBoeing社等の先端企業がOSEを採用しています。 OSEはEnea Data (SAXESS: ENEA)の子会社です。 Eneaは組み込みシステム,IT及び e-business ソリューションに対するリアルタイムアプリケーションの開発及びサポートを含んだ特化した技術分野に対する製品,トレーニングを企画、販売しています。スウェーデンのストックホルムを本拠にEneaは全世界で600名以上の従業員を擁しております。詳しくは、www.enea.co.jp にてご確認下さい。Eneaに関する詳しい情報はwww.enea.comを参照願います。
OSEはEnea Embedded Technologyの登録商標です。
その他の全ての会社名、製品名は各社の登録商標もしくは商標です。
ProgmaDevおよびReal Time Developer Studioは、ProgmaDevの登録商標です。
◆お問い合わせ先
エニア・エンベデッド・テクノロジー株式会社
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