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Enea Embedded Technology、Texas Instrument OMAP モバイル・プラットフォーム向けのマルチコア・オペレーティング・システムならびに開発ツールを発売

 

Enea、OMAP の ARM および DSPコア向けのオペレーティング・システム・ソリューションを提供

2003年9月22日(現地時間)、スウェーデン・ストックホルム、および米国カリフォルニア州サンディエゴにて
 
通信業界向けソフトウェア・ソリューションのリーディング・プロバイダであるEnea Embedded Technology(前OSE Systems)は、Texas Instruments の OMAP(TM)プラットフォーム向けOSEリアルタイム・オペレーティング・システム (RTOS)、開発ツール、ボード・サポート・パッケージ (BSP) の発売を発表しました。OSEは、OMAPのARMおよびDSPコアをいち早くサポートしたRTOSのひとつで、単一APIの提供によって、堅牢かつスケーラブルなマルチメディア強化型マルチコア・アプリケーションの開発を可能にした唯一のRTOSです。また、Eneaは、TI 傘下ではない独立系OMAP テクノロジー・センター (OTC) であるVytek と提携し、OSE RTOSを利用したOMAPシステムの開発、展開に関心を持つOEM各社に対し、システム統合およびその他のサービスを提供することを発表しました。Vytekは、OSE ベースのOMAPシステム向けシステム統合サービスに加えてハードウェア、ソフトウェア、およびパッケージ設計をも提供します。EneaとVytekは、多くの医療機器メーカーとの取引において既に同様の業務提携を活発に行っています。 Vytekの上席副社長Kevin Wixom氏は次のように述べています。「OSEは、高信頼性、高可用性、およびリアルタイム・レスポンスに重点を置く医療診断機器など、組込アプリケーション向けの優れたソリューションを提供しています。当社はEneaと共同してハードウェア/ソフトウェアの設計および統合サービスを提供できることに大きな期待を寄せています。こうしたサービスは、OMAPおよびOSEプラットフォームを活用する消費者製品や工業製品の評価、開発、展開を迅速化します。」

OSE OMAPソリューションは、ARMコア上で動作するフル機能のOSE RTOSとTMS320C55x DSPコア用に最適化されたOSEのコンパクト版OSEckの2つのコンポーネントを結合します。OSEとOSEckは同じAPIを共有することで、別々のRTOSプログラミング環境を習得する必要性を排除し、デザイナーはどちらのプロセッサでも動作する移植可能なコードを作成することが可能となります。OSEとOSEckはまた、同じメッセージ・ベースのプロセス間通信モデルを共有します。これにより、デザイナーは、あたかも1つのコア上でプロセスが動作しているかのように、2つのコア上で動作するプロセス間の通信を確立することができるため、開発が簡素化されます。

TIのOMAPマーケティング担当部長Greg Mar氏は次のように語っています。「OSEとOMAPデバイスは、オーディオ、ビデオ、ディスプレイおよび通信デバイスを必要とする次世代製品を展開するための強力なプラットフォームを提供します。高可用性機能を搭載し、単一APIを介して2つのOMAPコアをサポートすることができるOSEは、OMAPの開発者にとって大変魅力があります。」

Enea Embedded Technology北米担当、セールス部長のLance Boyd氏は、次のように述べています。「EneaはTexas Instruments およびVytekなどのOTCと密接に連携し、OMAPアーキテクチャ用に最適な高可用性の単一RTOSソリューションを創出しています。OSEの単一APIソリューションは、デュアル・コアのブート/開発環境、およびコア間のトランスペアレントなプロセス間通信を提供することで、開発を大幅に簡素化します。これにより、開発・保守が容易なアプリケーションを作り出し、コア間の再パーティショニングやマイグレーション機能を簡単にします。」

TIのOMAPプラットフォームは、スケーラブルな統合アプリケーション、通信プロセッサ、およびスタンドアロン・アプリケーション・プロセッサで構成されています。OSEは、OMAP5910とOMAP1510プロセッサの2つをサポートします。OMAP5910は、インターネット機器、ウェブ・パッド、テレマティクス、バイオメトリクス、および医療機器など、組込系/接続系アプリケーション用に最適化されています。OMAP1510はマルチメディア対応の集中型音声/データ・スマートフォン、PDAやその他のモバイルデバイスを対象とします。OMAP5910、OMAP1510の両プロセッサとも、TIによって強化されたARM9マイクロプロセッサとTI TMS320C55x DSPを含んでいます。

OSEは、高可用性・高信頼性分散通信システム向けに最適化されたメモリ保護機能搭載のRTOSです。OSEはOMAPプラットフォームのハードウェアメモリ管理機能を利用してファイアウォールを提供し、カーネルとアプリケーション・プロセスが互いを破損しないようにすることで信頼性と可用性を向上させます。OSEは、バッテリーを長寿命化する電力管理システム、フラッシュをサポートするクラッシュセーフなファイルシステム、TCP/IPおよびその他のネットワーク/セキュリティ・プロトコルによる完全なネットワークソリューションを備えています。また、動的ダウンロード機能を搭載し、新しいアプリケーションのシステムへのダウンロードをフィールドで動作できるようにすることで、モバイルデバイスの柔軟性を向上させます。

ツールとボード・サポート・パッケージ
Eneaはパートナー企業と共同して、OMAPプロセッサ向けの大規模開発ツールのサポートを提供します。OSE RTOSはARMのコンパイラ (ADSおよびRealView) およびTexas Instrumentsのコンパイラ (RTOS認識プラグイン搭載Code Composer Studio 2.2) をサポートします。

また、EneaはWinIdea C/C++ソースコード・デバッガを提供し、2つのコアにおいてRTOSを意識したデバッギングをサポートします。Mentor Graphics や Lauterbachといったサードパーティ製の開発ツールも利用することができます。

また、Eneaは自社開発のRTOSを意識したマルチコア・システム・レベル分析/プロファイリングツール (OSE Illuminator) を提供し、一連のイベント(例えば、プロセス間の文脈切換えやメッセージパッシングなど)として見なされるアプリケーション用のデータを、プログラマが監視、制御、収集できるようにします。OSEのネイティブ・マルチコア・サポートにより、Illuminatorユーザは単一接続を通じて2つのコア上でソフトウェアをデバッグすることができます。また、EneaはARMおよびDSPカーネル用Soft Kernelシミュレータを提供し、ハードウェアを入手する前にOSEおよびOMAPプラットフォーム・アプリケーションの開発に着手できるようにします。

OSEは、Innovator Development Kit、Minno 05、1510DC EVMなどの標準OMAPボード製品向けのボード・サポート・パッケージ (BSP) を提供し、カスタム・ボードへの移植を簡単に行うことができるようにします。BSPはLCDドライバを搭載し、Swell SoftwareのPortable Embedded GUI (PEG) などのグラフィックス・パッケージや3GLABのカスタマイズ可能なTrigenixのモバイル・ユーザ・インターフェース・テクノロジーなどを設計者が簡単に利用できるようにします。

Enea Embedded Technologyについて
Enea Embedded Technologyは、フォルトトレラント、高可用性、セイフティクリティカルな組込システム向けのリアルタイム・オペレーティング・システム(RTOS)、開発ツール、およびサービスのリーディング・プロバイダです。Enea Embedded Technology は、OSEリアルタイム・オペレーティング・システムを所有し、販売しています。OSEは、分散型通信システム (通信インフラストラクチャや携帯電話など)、航空電子工学、医療、自動車および産業関係の制御システムを含む、世界中の多くの製品で使用されています。Enea Embedded Technologyは、Enea Data (SAXESS: ENEA) の子会社で、スウェーデン ストックホルムを拠点にしています。Enea Dataは、全世界で600名近くの従業員を擁し、さまざまなリアルタイム組込型、ITおよびe-businessアプリケーションの製品、サービス、トレーニングを提供しています。主な顧客は、Ericsson、Lockheed Martin、Samsung、Agere Systems、Sony、Boeing等の先端企業です。Enea Embedded Technologyに関する詳しい情報は、www.enea.co.jp にてご確認下さい。Enea Dataについては、www.enea.comをご参照下さい。

OSEはEnea Embedded Technologyの登録商標です。
その他の全ての会社名、製品名は各社の登録商標もしくは商標です。

◆お問い合わせ先
エニア・エンベデッド・テクノロジー株式会社
〒101-0052 東京都千代田区神田小川町1-4-2 風雲堂別館ビル 4F
Tel: (03)5207-6167 Fax: (03)5207-6169
URL: http://www.enea.co.jp E-mail: japan@enea.com