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エニア・エンベデッド・テクノロジー、モトローラ MSC8102 デジタル信号プロセッサ向け OSEck リアルタイムOS を発表

OSEck、MSC8102 との連携によりメディア・ゲートウェイ、モデム・バンク、及び 3G ワイヤレス・インフラストラクチャ向けの理想的なプラットフォームを提供

2003年11月11日(現地時間)、スウェーデン・ストックホルム、および米国カリフォルニア州サンディエゴにて

Enea Embedded Technology(旧社名OSE Systems)は、モトローラ MSC8102 デジタル信号プロセッサ向け OSEck リアルタイム・カーネルおよび Illuminator 開発ツールの販売を発表しました。OSEck カーネルおよび Illuminator 開発ツールはMSC8102 DSPならびにMetrowerks CodeWarrior Development Studioと連携し、テレフォニー・メディア・ゲートウェイ、マルチチャネル・モデム・バンク、3G ワイヤレス・インフラストラクチャといった分散型マルチプロセッサ・アプリケーションの開発およびホスティングのための理想的なプラットフォームを提供します。

MSC8102 の設計者が開発にすぐ着手できるようにするため、Enea は OSE Soft Kernel シミュレータを提供します。このシミュレータを使用することで、設計者は Windows(R)もしくは SolarisTMホスト・システム上で OSEck ベースの MSC8102 アプリケーションを開発することができます。また、Enea はモトローラの MSC8102 ADS 開発ボード向けのボード・サポート・パッケージを提供します。

MSC8102 のみのマルチプロセッサ及びMSC8102と他のCPUを含むマルチプロセッサのネットワーク設計を簡素化するため、OSEck はリンク・ハンドラを提供します。リンク・ハンドラは、プロセッサやアプリケーションに依存しないメッセージ・パッシング・メカニズムによって、1つ以上のコアもしくはプロセッサ上で動作している複数のプロセス間の通信を確立します。リンク・ハンドラは、複数のコアやホスト・プロセッサ上に存在する複数のプロセスがあたかも同じコアもしくはプロセッサ上で動作しているかのように、シームレスで透過的な通信を実現します。MSC8201 ADS ボード・サポート・パッケージは、TDM、DSI、DMA、UART、および共用メモリ・インタフェース用に最適化されたリンク・ハンドラ・ドライバーを提供します。

OSEck は、フル機能・メモリ保護機能搭載の OSE RTOS と同じ API を使用しています。この統合プログラミング・モデルを使うことで、設計者は複数のプログラミング環境を学ぶ必要なく、ホスト・プロセッサ上で OSE RTOS のメモリ保護機能を利用すると同時に、1つ以上の MSC8102 プロセッサ上で OSEck のディープエンベデッドかつハードリアルタイムな属性を活用することができます。これによって、異種のマルチプロセッサの設計を大幅に簡素化します。

OSEck および OSE 用のソフトウェア開発サポートは、RTOS を意識したフリーズモードのソースレベル・デバッギングを特徴とした MetroWerks Code Warrior Development Studio を含んでいます。このフリーズモード・ソリューションを補完するのが Enea OSE Illuminatorです。Illuminator はラン・モードのシステム分析/プロファイリングツールで、各ノード上で動作中のプロセスおよびプロセス情報すべてをグラフィカルに表示します。これにより、プログラマは、一連のイベント(プロセスの間のコンテキスト・スイッチやメッセージ・パッシングなど)として認識されるアプリケーションのためのデータを監視、制御、収集し、複数の MSC8102 OSEck コアを同時にデバッグし、イベントにブレイク・ポイントを設定し、コアの性能とメモリ占有率の両方をプロファイルすることができます。

モトローラの RF/DSP インフラストラクチャ・システム部門統括部長 Lynelle McKay 氏は次のように述べています。「MSC8102の4つの高速コアは、最もコンピュート・インテンシブなテレフォニー/ワイヤレス/パケット信号処理アプリケーションを動かすのに必要な処理能力を提供します。Enea OSEckリアルタイム・オペレーティング・システムは、スペース制約のあるリアルタイム MSC8102 アプリケーションの開発および展開のための優れたプラットフォームを提供します。これらのアプリケーションは MSC8102 のマルチコアの利点を最大限利用することができます。」

Enea Embedded Technology のプロダクト・マーケティング・マネージャ Nicklas Gustafson 氏は次のように付け加えています。「MSC8102 は、コンピュート・インテンシブな機能を連携して実行するマルチプロセッサに依存する、要求度の高い信号処理アプリケーション向けとして理想的です。OSEck の統合メッセージ・パッシングを使うことで、コンピュート・インテンシブかつマルチチャネルのテレフォニー/ワイヤレス/パケット信号処理アプリケーションを複数のMSC8102コアやプロセッサ上にうまく簡単に分散し、マルチコアの処理能力を最大限に活用できるようにします。」

モトローラのMSC8102について
MSC8102 は、最大 300MHz で動作する4つの StarCore SC140 と4つのエンハンスト・フィルタ・コプロセッサ (EFCOPs) を組み合わせています。毎秒60億回の積和演算 (MMAC) 性能を持つ MSC8102 は、1つの大型オンチップ・メモリ(1436Kバイト)、4つの高速TDMインタフェース、16チャネルのDMA、高性能システムと外部バスインタフェースで構成されています。高性能・大型オンチップ・メモリと高速I/O を結合させた MSC8102 は、広範囲のコンピュート・インテンシブかつI/O インテンシブなテレコム・アプリケーションに最適です。

OSEck RTOSについて
OSEckはエラーハンドリング内蔵のフル・プリエンプティブ・リアルタイム・カーネルで、厳しいスペース制約を持つハードリアルタイム・ディープエンベデッド・アプリケーションに最適です。OSEckは、わずか10Kバイトしかメモリを占有することなく、完全にイベントドリブンで動作し、タイムクリティカルなイベントに対して迅速な決定論的レスポンスを保証します。また、OSEckは、マルチコアが同じ実行イメージを共有し、アプリケーションが同じデータを共有するため、プログラムおよびデータメモリの節約を促進させます。さらに、アプリケーション・プロセスが各コアにアクセス可能なメモリ内の信号プールを共有することで高速なゼロコピー信号転送を容易にし、性能の向上を図っています。

Enea Embedded Technologyについて
Enea Embedded Technologyは、フォルトトレラント、高可用性、セイフティクリティカルな組込システム向けのリアルタイム・オペレーティング・システム(RTOS)、開発ツール、およびサービスのリーディング・プロバイダです。Enea Embedded Technology は、OSEリアルタイム・オペレーティング・システムを所有し、販売しています。OSEは、分散型通信システム (通信インフラストラクチャや携帯電話など)、航空電子工学、医療、自動車および産業関係の制御システムを含む、世界中の多くの製品で使用されています。Enea Embedded Technologyは、Enea Data (SAXESS: ENEA) の子会社で、スウェーデン ストックホルムを拠点にしています。Enea Dataは、全世界で600名近くの従業員を擁し、さまざまなリアルタイム組込型、ITおよびe-businessアプリケーションの製品、サービス、トレーニングを提供しています。主な顧客は、Ericsson、Lockheed Martin、Samsung、Agere Systems、Sony、Boeing等の先端企業です。Enea Embedded Technologyに関する詳しい情報は、www.enea.co.jp にてご確認下さい。Enea Dataについては、www.enea.comをご参照下さい。

OSEはEnea Embedded Technologyの登録商標です。
その他の全ての会社名、製品名は各社の登録商標もしくは商標です。

◆お問い合わせ先
エニア・エンベデッド・テクノロジー株式会社
〒101-0052 東京都千代田区神田小川町1-4-2 風雲堂別館ビル 4F
Tel: (03)5207-6167 Fax: (03)5207-6169
URL: http://www.enea.co.jp E-mail: japan@enea.com