顧客製品の国際化とフィールド・アップグレードを支援する、業界トップの組込型データベース管理システム
スウェーデン・ストックホルム、およびドイツ・ニュルンベルクで開催のエンベデッド・ワールドにて、2004年2月17日(現地時間)
エニア・エンベデッド・テクノロジーは、業界最先端のリレーショナル・データベース管理ソリューション(RDBMS)である Polyhedra™ 最新版のリリースを発表しました。Polyhedra 5.0 は、Unix、Linux、Windows 及びOSEやVxWorksと言った組込システムで動作します。今回のリリースでは、次の2つの主要機能が追加されています。Unicode サポートにより、データベースのテキストにアクセント記号付き文字と特殊記号を含めることができます。また、スキーマ・マイグレーション・サポートにより、Polyhedra ベースのアプリケーションのフィールド・アップルグレードを行う際に、サービスの中断を最小限にとどめることができます。Polyhedra 5.0 は、以前のバージョンと完全に互換性があります。
Polyhedra システムは、組込システム・アプリケーション向けのセキュアかつフォルトトレラントなデータ・レポジトリ専用に設計された、アクティブな RDBMS です。コード・フットプリントのきわめて少ない Polyhedra は、メモリ常駐型の設計を特長としており、データ・セキュリティを確保しつつ、従来のディスクベースRDBMS とは比較にならないほどパフォーマンスを向上させます。
新たに追加された Unicode サポートにより、Polyhedra 5.0 は、各国語固有の文字を含む文字列を処理できるようになりました。Polyhedra ベースの製品を開発する顧客は、名称、記述、メッセージをはじめ、データベースに保存しなければならないテキストベースの値に、拡張文字セットを極めて簡単に使用することができます。またスキーマ・マイグレーション・サポートにより、サービスを中断させることなく、稼動中のデータベースに保存されているテーブルの構造を変更することができます。しかも、変更内容はスタンバイサーバーに自動的に反映されます。一連の変更処理をまとめて一つのトランザクションとして実行することも可能です。したがって、Polyhedraベースのアプリケーションのフィールド・アップグレードを行う際に、サービス全体を全くもしくはほとんど中断させる必要がありません。これは、非常に高水準の可用性を要するシステムにとってきわめて重要なメリットです。
Polyhedra のアクティブ・テクノロジーは、データベースの堅牢性を高め、アプリケーションを単純化し、パフォーマンスを向上させます。例えば、アクティブ・クエリは、データ変更が発生すると、即座にアプリケーションに通知する機能を備えています。この機能は、ポーリングの必要をなくすことによって、プロセッサとネットワーク帯域幅の利用率を低減させます。さらにPolyhedra は、アクティブなデータベース常駐型のトリガ・コードを使用しています。そのため、アプリケーション・レベルのデータ整合性のルールをデータベースに直接組み込むことが可能になります。その結果、トランザクション・ベースのデータ整合性メカニズムが強化され、クライアント要求またはデータ変更に応じてデータベース内部を変更する機能が提供されます。
Polyhedraは、高可用性を実現する、強化されたフェールオーバー制御機能と(新マスターへの)高速再接続機能を組み込んでいます。さらに、データ完全性とコード安定性を飛躍的に向上させる異種混在型のクライアント/サーバー・アーキテクチャを採用しています。このクライアント/サーバー構成は、開発者に対しデータベースのロケーション透過性を提供することを通じて、フロントエンドおよびオフボードのクライアントの開発を大幅に簡素化させます。Polyhedraによって、ボード設計を確定し、データベース・ソフトウェアをボードに組み込む前に、データベースと通信するアプリケーションの開発に着手することができます。
リリース5.0は、主要なデータベース標準規格(SQL、ODBC、JDBC)をサポートするだけでなく、複数のオペレーティング・システム(Windows、Linux、Solaris、IRIX、AIX、OSE、およびVxWorks)に対するクロス・プラットフォーム・サポートも提供します。OSEリアルタイム・オペレーティング・システムと組み合わせることによって、高速かつ信頼性の高いデータ管理を実現する大変強力なペアが誕生します。OSE RTOS は、マルチチャネル、マルチファンクションの高性能分散型通信アプリケーション向けに設計された、フル・プリエンプティブ、高可用性、マルチプロセッサ対応のコンパクトな RTOS です。この OSE は、自動障害検出および監視機能を提供し、カーネルとアプリケーション・プロセスの相互干渉を防ぐファイアウォールを構築することで、信頼性と可用性を向上させます。
エニア・エンベデッド・テクノロジーのPolyhedraのプロダクト・マネージャNigel Dayは次のように語っています。「セキュアでフレキシブルな高性能データ・ストレージは、組込システムに不可欠であるにもかかわらず、見過ごされることも多いコンポーネントです。このようなデータ・ストレージは、Polyhedraのクライアント/サーバー・モデル、メモリ常駐型設計、組み込まれたフォールト・トレランス機能、およびアクティブ・テクノロジーによって、高可用性組込システム向けの卓越したリレーショナル・データベースとなり、OSEリアルタイム・オペレーティング・システムに最適なコンポーネントになります。」
入手可能時期
OSE、VxWorks、Linux Red Hat、Solaris、AIX、IRIX、およびWindows NT/2000 用のPolyhedra 5.0 は、まもなく発売されます。価格については、最寄りの当社営業所にお問い合わせください。
Enea Embedded Technologyについて
Enea Embedded Technologyは、フォルトトレラント、高可用性、セイフティクリティカルな組込システム向けのリアルタイム・オペレーティング・システム(RTOS)、開発ツール、およびサービスのリーディング・プロバイダです。Enea Embedded Technology は、OSEリアルタイム・オペレーティング・システムを所有し、販売しています。OSEは、分散型通信システム (通信インフラストラクチャや携帯電話など)、航空電子工学、医療、自動車および産業関係の制御システムを含む、世界中の多くの製品で使用されています。Enea Embedded Technologyは、Enea Data (SAXESS: ENEA) の子会社で、スウェーデン ストックホルムを拠点にしています。Enea Dataは、全世界で600名近くの従業員を擁し、さまざまなリアルタイム組込型、ITおよびe-businessアプリケーションの製品、サービス、トレーニングを提供しています。主な顧客は、Ericsson、Lockheed Martin、Samsung、Agere Systems、Sony、Boeing等の先端企業です。 Enea Embedded Technologyに関する詳しい情報は、www.enea.co.jp にてご確認下さい。Enea Dataについては、www.enea.comをご参照下さい。
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