2004年7月1日付
エニア・エンベデッド・テクノロジー株式会社(東京都千代田区、代表取締役工藤正一、以下エニア)は情報通信計測器大手のアンリツ株式会社(社長 塩見昭、以下アンリツ)が独自に開発した帯域制御装置「トラフィックシェーパPureFlow™」のリアルタイムOSにエニアの「OSE」が採用されたことを発表しました。
「トラフィックシェーパPureFlow™」は、業界初ギガビット10回線の同時帯域制御を実現しており、高品位IP映像配信サービスを支援しています。本新製品PureFlow ™は、主にIPネットワークにおける映像配信システムで使用される、ストリーミングサーバ(*1)やリアルタイムエンコーダ(*2)から送出されるバースト・トラフィック(瞬間的に送出される大容量のIPデータ)からIPネットワーク全体を保護する高精度な帯域制御装置です。通信事業者やISP(インターネット サービス プロバイダ)などは、既設のネットワークにおいてバースト・トラフィックが発生している箇所にPureFlow™を1台設置し帯域を制御することにより、ネットワークトポロジ(IPネットワークの接続形態)やネットワーク機器を変更することなくIPネットワークにおける高品位なコンテンツ配信サービスを容易に提供することが可能となります。 PureFlow™は帯域制御技術と測定器によるモニタリングや分析に関するノウハウを融合させた高品質なIPネットワークソリューションを、通信事業者をはじめ様々なユーザに提供いたします。
この製品を開発するにあたり、アンリツはハードリアルタイムで、メモリーフット・プリントの低いシステムのなかで、信頼性や安全性のを高めるためには、メモリー管理機能やエラー検出機能をリアルタイムOSでサポートする必要性がありました。そこで、ネットワーク製品に実績が多いリアルタイムOSであるエニアの「OSE」に着目し、採用致しました。 また、これにより従来のセマファーや共有メモリーを使わず、メッセージパッシング技術を使用することにより、システムのスケラビリティーを実現することができました。さらに開発環境においても、プロセスの状態を監視することができ、システムデバッグをする場合に有効的な活用が可能となりました。
アンリツ株式会社ピュアフロー事業推進部長の岩崎有平氏は次のようにコメントしています。「当社がOSEを選択した理由は、折り紙付きの実績があるからです。多くのリアルタイムOSを評価した結果、当社が必要とする映像配信システムの基盤として、最終的にOSEを選択しました。主な要因として、高可用性、高信頼性、スケーラビリティ、および分散システムの能力が挙げられます。全体的なシステム性能に悪影響を及ぼすことなく、これらすべてが実現可能だったからです。」
スウェーデン親会社Enea Embedded Technology ABのユーラシアセールス担当副社長クリストフ・バランは次のように述べております。
「エニアのリアタイムOS『OSE』は、欧米市場において、ネットワーク機器に採用実績が多いRTOSです。日本市場においても、OSEが持つ信頼性と安全性を追求したRTOSのアーキテクトに評価をしていただき、今回、アンリツ様の「トラフィックシェーパPureFlow™」に組み込まれたことを非常にうれしく思っております。欧米市場のユーザーと同様、アンリツ様のエンジニアチームにおいて、過去採用されたRTOSが弱かったメモリープロテクション機能、エラー検出などの機能をサポートしたRTOSとしてOSEを高く評価して頂きました。短期間の開発において、OSEの機能を製品までもっていけたと評価も頂いております。これを機に、日本市場において今後同様のユーザーが増えることと自負しております。」
商品についての詳細は http://www.anritsu.co.jp/J/Products/Appli/PureFlow/ をご参照ください。
製品は、2004年7月に発売される予定です。
エニア・エンベデッド・テクノロジー株式会社について
Enea Embedded Technology(スウェーデン、ストックホルム本社、以下Enea社)は、フォルトトレラント、高可用性、セイフティクリティカルな組込システム向けのリアルタイム・オペレーティング・システム(RTOS)、開発ツール、およびサービスのリーディング・プロバイダです。Enea社は、OSEリアルタイム・オペレーティング・システムを所有し、販売しています。OSEは、分散型通信システム (通信インフラストラクチャや携帯電話など)、航空電子工学、医療、自動車および産業関係の制御システムを含む、世界中の多くの製品で使用されています。全世界で600名近くの従業員を擁し、さまざまなリアルタイム組込型、ITおよびe-businessアプリケーションの製品、サービス、トレーニングを提供しています。主な顧客は、Ericsson、Lockheed Martin、Samsung、Agere Systems、Sony、Boeing、富士通、アンリツ等の先端企業です。日本法人であるエニア・エンベデッド・テクノロジー株式会社はアジア・パシフィック市場向けに2000年に設立され、「OSE」を中心としたRTOS開発のトータル・ソリューションを提供しています。Eneaに関する詳しい情報は http://www.ose.com にてご確認下さい。エニア・エンベデッド・テクノロジー株式会社については http://www.enea.co.jp をご参照下さい。
OSEはEnea Embedded Technologyの登録商標です。
その他の全ての会社名、製品名は各社の登録商標もしくは商標です。
当ニュースに関するお問い合わせ窓口
エニア・エンベデッド・テクノロジー株式会社
〒101-0052 東京都千代田区神田小川町1-4-2 風雲堂別館ビル 4F
Tel: (03)5207-6167 Fax: (03)5207-6169
E-mail: japan@enea.com URL: http://www.enea.co.jp