エニアとフリースケールのワイヤレス・テクノロジーにより、携帯電話メーカーにハードウェアとソフトウェアを組み合わせて提供
2004年11月15日(現地時間)、スウェーデン・ストックホルムにて
エニア・エンベッド・テクノロジーは、同日、オペレーティング・システムOSEがフリースケール・セミコンダクター社のi.MX21マルチメディア・アプリケーション・プロセッサをサポートすることを発表しました。この組み合わせにより、ハード・リアルタイム・オペレーティング・システムで省フットプリント化や携帯電話固有の特性を提供できると同時に、i.MX21によるハイパフォーマンスを実現できます。i.MX21は全てにおいてワイヤレス・デバイスで消費電力が最小となるように最適化されています。また、エニアではフリースケールのi.MX顧客に対してコンサルティングやエンジニアリング・サービスも行っています。
i.MX21マルチメディア・アプリケーション・プロセッサは、フリースケールのi.MXアプリケーション・プロセッサ・ファミリーの最新製品で、スマート・フォン、ワイヤレスPDA、ポータブル・メディア・センター、携帯用ゲーム機の他、多くのワイヤレス機器に利用されています。i.MX21は、ARM926EJ-S™コア・テクノロジーをベースとして、優れたビデオ・グラフィックス機能、節電機能、およびプラグアンドプレイ接続機能を持つ強固なマルチメディア・アプリケーションを実現します。
i.MX21向けOSEは、モジュール方式で自由度の高い、コンパクトなマルチCPU対応リアルタイム・オペレーティング・システム(RTOS)です。これにより携帯電話メーカーは、安定性の高い標準的な携帯電話や、ラジオ、音楽、ストリーム・マルチメディア、インターネット・アクセス、マルチプル・コミュニケーション・タイプなどの拡張アプリケーションを備えた多機能携帯電話を開発するコストを抑えることができます。また、i.MX21向けOSEでは、認証されたJava(J2ME)ランタイム環境とIDEによるグラフィック・サポートの他、mophun™モバイル用ゲーム・エンジン、カスタマイズ可能なTrigenix™ユーザー・インタフェース、Hantroビデオ・コーデックなどの一般的なワイヤレス・テクノロジーもサポートしています。OSEのネットワーキング・サポートには、IPv4 / IPv6デュアル・モードTCP/IPスタックによるネットワーキング・ソリューション、モバイルIP、セキュリティ・プロトコルの他、さまざまなネットワーキング機能があります。
OSEは、i.MX21マルチメディア・アプリケーション・プロセッサの省電力機能を完全にサポートするだけでなく、インテリジェントなソフトウェアの節電機能を追加することによってさらに省電力化することもできます。これにより、最小の消費電力で動作する非常に小型のワイヤレス・デバイスを開発することができます。OSEの節電機能では、可能な限りアプリケーションが消費する電力量を削減し、現在使用中でないデバイスを節電モードにします。また、これによりシステム設計者はCPUやDSPを最も低い動作周波数で実行することができます。
OSEは、内蔵保護メカニズム、リアルタイム・パフォーマンス、障害検出、およびソフトウェア・プロセス監視機能を提供することにより、強固で信頼性の高いサービスを実現しています。i.MX21向けOSEには拡張プログラム管理機能も含まれています。これにより、製品ライフサイクルの間、いつでも安全に動的ソフトウェア・アップデートをダウンロードし、アプリケーションをアップグレードできます。XIP(Execute-in-place)は、フラッシュ・メモリを含むすべてのメモリ・タイプでサポートされています。OSEは動的にロードされるプログラムに対して完全なメモリ保護を行い、プログラムをアンロードするときはフラグメンテーションを発生させずにメモリを回収します。OSEの仮想メモリとMMUサポートによる包括的なメモリ管理機能や、省メモリ機能、および拡張フラッシュ・サポートにより、メモリ消費量を節約してコストを削減し、節電可能な信頼性の高いシステムを構築することができます。
OSEは、完全なリアルタイム機能や、ARMとDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)の両方に対する高度で安定したサポートを提供するマルチコア・オペレーティング・システムです。このRTOSは、透過的プロセス通信を利用することにより、さまざまなアーキテクチャによる多数のプロセッサを使用した携帯端末の設計において、効率性と柔軟性を実現します。基礎となるアーキテクチャに関係なくOSの APIは同一であるため、アプリケーションは異種のシステムに対しても同様に記述でき、また透過的に実行することができます。したがって、OSEはベースバンドでもアプリケーション・プロセッサでも使用できるため、携帯電話に二つ目のオペレーティング・システムの必要がなくなります。
販売時期と内容
i.MX21向けOSEは、i.MX21アーキテクチャをすべてサポートしています。i.MX21アーキテクチャには、イーサネット・インタフェースとシリアル・インタフェース、リアルタイム・クロックと多目的タイマ、LCDC、MMC/SD(マルチメディア・カード/セキュア・デジタル・ホスト・モジュール)、およびAUDMUX(デジタル・オーディオMux)があります。また、OSEソリューションには、特定のドライバとOSE Software Board Reference System(フル機能ですぐに使えるOSEの実装例)も含まれています。i.MX21向けOSEは、エニア・エンベデッド・テクノロジーから間もなく販売されます。また、エニアはフリースケールのモバイル・プラットフォームのカスタマーを支援するため、カスタマイズされたソリューションを提供したり、ソフトウェア・アーキテクチャのサービスをコンサルティングするサービスも提供しています。
Enea Embedded Technologyについて
Enea Embedded Technologyは、フォルトトレラント、高可用性、セイフティクリティカルな組込システム向けのリアルタイム・オペレーティング・システム(RTOS)、開発ツール、およびサービスのリーディング・プロバイダです。Enea Embedded Technology は、OSEリアルタイム・オペレーティング・システムを所有し、販売しています。OSEは、分散型通信システム (通信インフラストラクチャや携帯電話など)、航空電子工学、医療、自動車および産業関係の制御システムを含む、世界中の多くの製品で使用されています。Enea Embedded Technologyは、Enea ABの子会社で、スウェーデン ストックホルムを拠点にしています。Enea ABは、全世界で600名近くの従業員を擁し、さまざまなリアルタイム組込型、ITおよびe-businessアプリケーションの製品、サービス、トレーニングを提供しています。主な顧客は、Ericsson、 Lockheed Martin、Samsung、Agere Systems、Boeing、ソニー、富士通等の先端企業です。
OSEはEnea Embedded Technologyの登録商標です。
その他の全ての会社名、製品名は各社の登録商標もしくは商標です。
◆お問い合わせ先
エニア・エンベデッド・テクノロジー株式会社
〒101-0052 東京都千代田区神田小川町1-4-2 風雲堂別館ビル 4F
Tel: (03)5207-6167 Fax: (03)5207-6169
URL: http://www.enea.co.jp E-mail: japan@enea.com