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エニア、OSE 5.1 リアルタイム・オペレーティング・システムを発表

RTSエンベデッド・ショー 2005
ホール2.2 スタンドD32

仮想メモリのサポート、永続性を保つメディアに対する動的プログラム・ロード、IPV4/IPV6サポート、新規および機能強化ツール、OS構成およびビルド・サポートの向上など、新しい機能を数多く搭載

 
2005年4月5日(現地時間)、フランス・パリで開催のRTSエンベデッド・ショーにて
エニア・エンベデッド・テクノロジーは、本日、OSEリアルタイム・オペレーティング・システムのバージョン5.1を発表しました。ARM、XScale、PPCおよびMIPSアーキテクチャ対応のOSE 5.1では、メモリ管理、ネットワーキング、開発、使いやすさなどの点で、数多くの大幅なアップグレードが図られています。

OSE 5.1で強化された仮想メモリ・サポートは、ハードウェアMMU のメモリ保護および仮想メモリ機能を活用します。OSE 5.1 は、動的にロードされたプログラムのメモリを完全に保護し、プログラムをアンロードした後も断片化を生じることなくメモリを再利用します。ハードウェアの追加、削除に伴うドライバのロード、アンロードもサポートしています。OSE 5.1 は、静的メモリの使用率を減らすモジュール方式のアーキテクチャ、バッファ使用率を最小限に抑える動的ソフトウェア・ダウンロード・メカニズムを採用することで、メモリ節約機能をさらに強化しています。

OSE 5.1 は、フラッシュメモリなどの永続性を保つメディアに対する動的プログラム管理を提供します。プログラムをフラッシュにロードして、その位置で実行、再起動時もその状態を存続することができます。また、ストリーミング・ビデオなどのリアルタイム・マルチスレッド・アプリケーションに対するマルチメディア・フラッシュもサポートしています。

ネットワーキング・サポートの強化
OSE 5.1 で強化されたネットワーキング・サポートには、フル機能搭載の高性能 TCP/IP ルータ・スタック OSE IPNET が含まれます。テレコム・ネットワーキング・システム向けに最適化されたこのスタックは、IPv4バージョンでもIPv4/IPv6併用バージョンでも利用できます。OSE 5.1 は、軽量版のTCP/IPスタック(IPv4バージョンおよびIPv4/IPv6併用バージョン) OSE IPLITE にも対応しています。Interpeak が提供する包括的なセキュリティ・プロトコル・スィートも利用できます。さらに、DHCP、DNS、FTP、TFTP、Telnet を含む、包括的なネットワーキング・アプリケーション・スィートもサポートしています。

構成、ビルド、実行に関する機能の向上
OSE 5.1 には、構成、スタートアップ、実行を容易にする数々の機能が含まれています。たとえば、OSE 5.1 がサポートする各ボードには、ターンキー方式のビルド機能を提供するソフトウェア・リファレンス・システムが付属しています。このシステムには、ビルドおよび構成フレームワーク、ボード専用ドライバ、フル機能の OSE サンプル・システム、サンプル・アプリケーション・モジュールが含まれており、設計者は、デバッガを使用せずに短時間で完全な OSE デモンストレーション・システムを構築できます。

ソフト環境の拡充
OSE 5.1 で機能強化されたソフト・カーネル環境は、完全な OSE 実行エミュレーション環境を提供します。プログラマは、ターゲット・ハードウェアを使用しなくても、コードの開発、プロトタイプ化、テストを行うことができます。また、Microsoft Windows および Linux ホストへの完全に動的なプログラム・ロードも可能です。

新しいツール・パッケージング
エニア・エンベデッド・テクノロジーのプロダクト・マーケティング・ディレクター Michael Christofferson は、次のように述べています。「OSE は、メモリ管理、ネットワーキング、開発サポート、使いやすさといった分野において、数々の重要な技術革新を達成しています。当社の大部分のお客様にとって等しく重要なのは、RTOS と各種ツールのパッケージングの方法です。OSE 5.1 では、RTOS とツールを別々のリリースで提供します。これにより、当社の顧客は OSE ツール・チェーンを RTOS とは別にアップグレードできるため、柔軟性が向上し、バグ修正が容易になります。また、従来の固定価格体系と並行して、新しいサブスプリクションベースの価格体系も提供する予定です。」

OSE 5.1 コンパイラ・サポートには、ARM、XScale、PPC、MIPS、ソフト環境用の GCC 3.4.2 コンパイラと、ARM/Xscale ターゲット用の ARM RVCT コンパイラの両方が含まれています。いずれのコンパイラも C++ に対する拡張サポートを提供します。デバッグ・サポートには、OSE アウェアな Eclipse/GDB デバッガが含まれています。

OSE 5.1 について
OSE は、プリエンプティブ、メモリ保護機能搭載のコンパクトな RTOS です。ワイヤレス・デバイス、テレコム・ネットワーキング・システム、医療、自動車、輸送、および産業オートメーション用の機器など、高可用性、高信頼性アプリケーション向けに最適化されています。OSE は、カーネルとアプリケーション・プロセスの間にファイアウォールを構築することで、これらのプロセスの相互干渉を防ぎ、信頼性と可用性を向上させます。また、クリティカルなプロセスに対してはリソース可用性(メモリとCPU)を保証し、システム・プロセスとアプリケーションに対しては自動障害検知および監視(ヘルス・モニタリング)を行うことで、さらに信頼性を向上させます。OSE は、アプリケーションやデバイスに依存しないメッセージ・パッシング・プロトコルを通じて、異なる CPU 上で動作するプログラムに対して透過的なプロセス間通信を実現し、分散型通信を簡素化、効率化します。

エニア・エンベデッド・テクノロジーは、OSE 5.1 完全移行ガイドも提供しています。

 

Enea Embedded Technologyについて
Enea Embedded Technologyは、フォルトトレラント、高可用性、セイフティクリティカルな組込システム向けのリアルタイム・オペレーティング・システム(RTOS)、開発ツール、およびサービスのリーディング・プロバイダです。OSEは、分散型通信システム (通信インフラストラクチャや携帯電話など)、航空電子工学、医療、自動車および産業関係の制御システムを含む、世界中の多くの製品で使用されています。 Enea Embedded Technologyは、Enea ABの子会社で、スウェーデン ストックホルムを拠点にしています。Enea ABは、全世界で約500名の従業員を擁し、さまざまなリアルタイム組込型アプリケーションの製品、サービス、トレーニングを提供しています。主な顧客は、Ericsson、Nokia、Boeing、Motorola、Alcatel、Volvo、TI、Agere Systems、富士通等の先端企業です。

OSEはEnea Embedded Technologyの登録商標です。
その他の全ての会社名、製品名は各社の登録商標もしくは商標です。

◆お問い合わせ先
エニア・エンベデッド・テクノロジー株式会社
〒101-0052 東京都千代田区神田小川町1-4-2 風雲堂別館ビル 4F
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