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エニア、分散システム向けにオープンソースのプロセス通信テクノロジーを発表

2006年3月14日、カリフォルニア州サンホセにて
先進的なデバイスソフトウェアの世界的リーダーであるエニアは、同日、複数のオペレーティングシステムを利用した分散システム向けに、スケーラブルで高パフォーマンスなプロセス間通信サービスLINX™を発表しました。この新しいメッセージベースの透過的 IPC テクノロジーは、TIPC に比べて20%もパフォーマンスを向上させた上、DSP やマイクロコントローラから64ビットCPU まで幅広く対応する、唯一の IPC テクノロジーです。LINXは、現在OSE™およびLinux向けの評価版が入手可能で、他のオペレーティングシステムにまもなくポーティング可能となります。エニアは、この新しい IPC サービスを Linux 開発者向けにオープンソースとして提供します。

エニアのマーケティング担当部長 Karl-Gustav Niska は次のように述べています。「LINX は、業界の複雑な分散型ソフトウェアを構築するのに最高の IPC テクノロジーです。LINX は、TIPC や TCP よりも高速かつ効率的で、DSP を含む幅広い範囲のプロセッサタイプと連携し、大規模ネットワーク向けに拡張可能で、すべてのネットワークトポロジに対応できます。しかもこれはオープンソースです。開発者は、LINX と TIPC の両方を評価すれば、対象 OS や CPU に関係なく、LINX が優れたテクノロジーであることに気付くはずです。」

LINX はメッセージベースの IPC テクノロジーで、複数のオペレーティングシステムとプロセッサを使用する、複雑な異種分散システムの設計を大幅に簡素化します。LINXは、プラットフォーム(すなわち、OSE、Linuxなどのオペレーティングシステム)やメディア/インターコネクト(すなわち、Gigabit Ethernet、RapidIO、PCI、共有メモリなど)に依存しません。また、透過的であるため、複数のCPUやオペレーティングシステム上で実行するアプリケーションプロセスが、あたかも同一オペレーティングシステム、同一のCPU上で実行しているかのように、相互に通信できるようにします。この透過性により、LINXベースのアプリケーションを、複数のプロセッサやオペレーティングシステムにわたって、容易に配置することができます。さらに、アプリケーションコードが変更されても、システムの拡張や再構成を容易に行うことができます。

LINXは、ライバルであるIPCプロトコルに比べて大幅にパフォーマンスを向上させる、軽量の接続プロトコルを採用しています。たとえば、LINXは、イントラノードIPC向けTCPに比べて90%、インターノードIPC向けTCPに比べて50%の速度向上を実現しています。TICPに比べて、LINXは、イントラノードIPCで、遅延を25%低減、スループットを20%向上、インターノードIPCで、遅延を10%低減、スループットを25%向上させています。(数値はいずれも平均値)

LINXは、信頼/非信頼メディアどちらを介しても、コントロールおよびデータプレーン双方に対して、信頼性の高い決定論的な高速トランスポートを提供します。また、TCP、UDP、SCTPといったその他のデータトランスポート用ベアラプロトコルのカプセル化をサポートします。信頼性向上のため、LINXは、エンドツーエンドフローコントロール、接続監視、冗長リンク/ノードの組み込みサポートを備えています。LINXはまた、実行時構成、クラスタトポロジの自動検出・保守を提供することによって、ネットワーク管理を効率化します。

LINXは、柔軟性やスケーラビリティを大幅に向上させる、革新的なアドレスマップモデルを採用しています。LINXのノードは、ローカル接続に必要なアドレスのみを格納するため、コード/データのストレージに最小限のメモリしか必要とせず、容易に再構成可能です。これにより、LINXシステムは、省フットプリントのDSPやマイクロコントローラノードを含む、複雑なクラスタトポロジ(すなわち、ブリッジやゲートウェイによって接続されるクラスタ群)による超大規模ネットワークに対しても拡張が可能です。一方、TIPCは、ビットマップアドレスモデルを使用しているため、システム上のすべてのノードに完全なシステムアドレスマップが格納される必要があります。このアプローチは、メモリ集約的で(障害後やノ―ドの追加/削除時などの)再構成が複雑になるため、TIPCシステムは、DSPやマイクロコントローラなどのデバイスのサポートや、単純なクラスタ群を超えた拡張が困難となります。

エニアは、今年中に、ネーミングサービス(パブリック/サブスクライブ)、冗長リンクへの信頼性のあるマルチキャスト自動フェイルオーバ、自動バイトオーダリング(エンディアン変換)、セキュリティ/暗号化といった、LINXの拡張機能を次々と発表する予定です。

エニアは、LINXのLinuxバージョンを、BSD/GPLのデュアルライセンスによるオープンソースとして発売する予定です。製品版リリースは6月に予定されています。

詳細に関しては、www.enea.com をご参照ください。

 

Enea について
Enea は、リアルタイム・オペレーティング・システム(RTOS)、ミドルウェア、開発ツール、データベース技術およびプロフェッショナル・サービスのリーディング・サプライヤです。通信インフラストラクチャや携帯端末、医療機器、自動車制御システムなどの高可用性分散型アプリケーション向けにソフトウェアとサービスを提供しています。 Enea の主力オペレーティング・システムであるOSEは、世界の3G携帯電話および基地局の約半数で使用されています。 Eneaは、500名以上の従業員を擁し、ストックホルム株式取引所に上場しています。
詳しくは www.enea.com をご覧下さい。

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