2006年9月25日、 Embedded Systems Conference(カリフォルニア州サンノゼおよびマサチューセッツ州ボストン)にて
高度デバイス・ソフトウェアの分野で世界をリードするエニアは、本日、OSE™リアルタイム・オペレーティング・システム向けに、Eclipseベースの新しい統合開発環境を発表しました。Optima™ は、最新のEclipse(バージョン3.1.2)とC/C++開発ツールキット(CDTバージョン3.1.1)テクノロジーを利用することで、拡張システムレベルのブラウズ、デバッグ、プロファイリング、分析用のツールを提供し、複数のプロセッサとオペレーティング・システムにまたがる大規模分散システムでのデバッグおよび最適化を簡単にします。
エニアのプロダクト・マネジメント・ディレクタMike Christofferson は、次のように語っています。「Optimaは、拡張システムレベルのデバッグ機能を備えた柔軟で拡張性の高いプラットフォームを提供し、分散システムの開発・配布・メンテナンスを大幅に単純化させます。また開発者は、Optimaを使用することでEclipseオープン・コミュニティにフルアクセスでき、複数のサプライヤの最先端のツールとOptimaを組み合わせたアプリケーション独自の最適な開発プラットフォームをすばやく構成することができます。」
Optima CDTは、イメージをビルドしてプロジェクトを管理するためにEclipseワークベンチおよびワークスペース・コンセプトを利用し、ほとんどのソフトウェア構成・管理ツールのプラグインを提供します。CDTには、各言語対応ハイライトとコード補完機能を備えたC/C++エディタ、C/C++デバッガ、C/C++ランチャー、構文解析インデクサ、検索エンジン、入力の補助、メイクファイル・エディタ・ビルダが含まれます。
Optimaは、Eclipseフレームワーク・プラグイン・アーキテクチャを十分に利用して強力なOSE対応プラグインをいくつか提供することで、アプリケーション・コード内のシステムレベルの複雑な問題を開発者が解決できるようにします。これらのプラグインには、OSEシステム・オブジェクトを表示・操作するシステム・ブラウザ、システムメモリの利用率を表示・分析するプール・プロファイラ、プログラム・ランチャ(ローダ)機能が付属した実行モード・デバッガ、OSEドキュメントとリファレンスを表示するヘルプ・ビューアが含まれます。Optimaのすべてのプラグインは完全に分散化されたデバッグ機能をサポートし、それによって直接に接続しなくても接続ネットワーク内の任意のターゲットCPUにアクセスできるようになります。
Optimaのシステム・ブラウザは、ターゲット・システムのハイレベルのオブジェクト表示機能を提供することで、標準的なソースコードのデバッグ・ツールを使用しても容易には検出できなかった問題を開発者が分離できるようにします。システム・ブラウザはOSEシステムの階層ビューを提供することで、アプリケーションのソースコードまで下りてすべてのビットとバイトを理解しなくても、システム・インテグレータが完全な分散システムをデバッグできるようにします。主な特長は以下の通りです。
- プロセス、ブロック、セマフォ、メッセージキュー、およびプロセス/メッセージキュー内のシグナルを含む重要なOSEオブジェクトのすべての情報の提供。
- ターゲット・システム上のプロセスまたはブロックをフィルタ・ソートできるテーブル・ビュー。たとえば、ユーザはスタック・サイズに基いてフィルタ・ソートすることができます。
- ブロックおよびプロセスの起動・停止・強制終了。
- OSEプログラムのロードとアンロード機能。
- 同時に複数のターゲットに添付できるシステムレベルの完全なビュー。
- システム・ブラウザ・リスト内の選択されたプロセスをデバッグするためにコード・ウィンドウを表示可能にするOptima実行モード・デバッガへの接続。
開発者は、システム・ブラウザに付属するOptimaのグラフィカル・プール・プロファイラを利用することで、システムメモリ・リソースの消費量を感知してメモリ・プールサイズを最適化し、システムメモリのリークを検索・分離(プロセス毎)することができます。プール・プロファイラは、簡単に読取りできるグラフ形式でOSEシグナルメモリの使用率と断片化について詳細な情報と統計を提供します。また、バッファ/シグナル・サイズのヒストグラム、上書きバッファのエラー検出、および個々のバッファのフィルタ・ソートしたリストも提供します。
プログラマは、Optimaの実行モード・デバッガを利用することで、残りのシステムに影響を及ぼしたり、停止することなく、1つのシステム・プロセスにアクセスして制御できます。この機能は、ソフトウェアのオブジェクトと状態が複雑に依存し合い、それが一定の状況でのみ障害を引き起こす大型アプリケーションにはとても有益です。これらの複雑なアプリケーションでは、システム全体を停止して大量のコード・セクションをシングル・ステップ実行しても、障害を引き起こす欠陥が明らかにならない場合があります。
ブレークポイントは、Optimaの実行モード・デバッガを利用することで「プロセス認識型」となり、複数のプロセスによって共有されるコードを1つのプロセスだけの選択されたブレークポイントにすることができます。実行モード・デバッガは、ブレークポイント管理のために柔軟なスキームを提供することで、ブレークポイントをトリガするさまざまな条件や、ブレークポイントに来たときに発生するさまざまなアクションを設定することができます。また実行モード・デバッガも「OSE対応」であり、プロセスリストおよび状態のようにコード・デバッグへの付属として、現在のOSEの状態についての情報を提供します。
Optimaは、JavaベースのEclipseフレームワークを通じて、Windows、Linux、Solarisを含むさまざまなホスト開発環境のため、真のクロス・プラットフォームをサポートします。
Optimaは、PowerPC、ARM/Xscale、MIPS32を含むすべてのOSEターゲット、およびOSEソフト・エンバイラメント・シミュレータをサポートします。
Enea について
Enea は、リアルタイム・オペレーティング・システム(RTOS)、ミドルウェア、開発ツール、データベース技術およびプロフェッショナル・サービスのリーディング・サプライヤです。通信インフラストラクチャや携帯端末、医療機器、自動車制御システムなどの高可用性システム向けにソフトウェアとサービスを提供しています。Enea の主力オペレーティング・システムであるOSEは、世界の3G携帯電話および基地局の約半数で使用されています。 Eneaは、500名以上の従業員を擁し、ストックホルム株式取引所に上場しています。詳しくは www.enea.com をご覧下さい。
OSE は Enea の登録商標です。
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