2006年9月25日、 Embedded Systems Conference(カリフォルニア州サンノゼおよびマサチューセッツ州ボストン)にて
高度デバイス・ソフトウェアの分野で世界をリードするエニアは、本日、Element™ 高可用性ミドルウェアのバージョン2.0のリリースを発表しました。Elementは、複数のプロセッサとオペレーティング・システムにまたがる分散ネットワーク・インフラストラクチャ・アプリケーション向けに最適化されています。バージョン2.0は、MontaVista Carrier Grade Linux、Red Hat Enterprise Linux、Fedora CoreおよびCentOS(Community ENTerprise Operating System)で利用できるようになります。またElement 2.0は、KontronのXL8000 AdvancedTCAシステムでもそのまま動作し、AdvancedTCAとSA ForumのHPI(Hardware Platform Interface)向けに標準インタフェースを提供します。
エニアのElementプロダクト・マネジメント統括責任者である Terry Pearson は、次のように語っています。「Elementは拡張性のあるすぐに使用可能なソリューションを提供するため、ネットワーク機器プロバイダは、ミドルウェア開発のアウトソーシングが容易になり、アプリケーションやサービスの開発などの収益性の高いタスクのために貴重なエンジニアリング・リソースを確保することができます。Elementの多用途なLinuxのサポートおよびSA ForumとATCA向けの標準インタフェースにより、Elementとオープン・アーキテクチャのターゲット・ハードウェア・プラットフォームおよびレガシー・アプリケーションとの統合が、これまで以上に容易になります。」
Elementは、オペレーティング・システムとアプリケーションの中間に介在するミドルウェア・サービスのスイートを提供します。Elementは、複数のオペレーティング・システムとプロセッサにわたって分散するアプリケーション間の通信を同期・実装・監視・確立するコアサービスを提供します。またElementはネットワーク監視・障害管理・シェルフ管理の各サービスを提供することで、現場で運用されているライブシステムの監視・修復・構成・プロビジョニングやアップグレードを容易にします。
Elementは、分散通信システム向けに最適化された最初のHAミドルウェア・ソリューションです。Elementは、同じシステム内でLinuxとEneaのOSE™のようなリアルタイム・オペレーティング・システムの結合を容易にする包括的なソリューションを提供します。またElementは、32ビットCPUおよびDSPとネットワーク・プロセッサでも実行可能な最初のHAミドルウェアです。アプリケーション開発はこの柔軟性により大幅に単純化され、設計者は、単一のAPIによる共通サービスセットを使用して、複数のプロセッサ、ブレード、オペレーティング・システムにまたがるアプリケーションを区分・配布・管理することができます。
ElementがエニアのLINX通信サービスを利用することで、複数のデバイスおよびオペレーティング・システムにまたがる複雑な分散アプリケーションを構築する基盤を提供します。LINXサービスは、プロセスが簡単に動的に他のプロセスとサービスを発見したり、そのプロセスと通信したり、サービス可用性をアドバタイズしたり、情報をブロードキャストして他のプロセスと情報を共有したり(パブリッシュ・サブスクライブ)、他のプロセスのレディネスを監視できるようにします。またLINX通信はデバイスやOSに依存することなく、アプリケーションコードを変更しなくてもシステムを拡大・再構成できる透過性を提供します。
Elementのイベントログ収集・アプリケーション監視サービスは、システム操作の可視性を大幅に向上させます。イベントログ収集機能は、アプリケーション・プロセスがスロット・サービスの可用性、診断、警告条件などの致命的なネットワーク・イベントなどのイベントと状態の情報をログしてレポートすることを可能にします。開発者およびネットワーク・オペレータは、標準のWebブラウザを使用して、この情報をインタラクティブに取得することができます。
ElementのHA Framework(HAF)は、真のノンストップ・コンピューティング・プラットフォームを構築するために必要なすべてのサービスを配信します。HAFは、システム内のすべてのリソースについて、監視・検出・リカバリ・レポート機能を含む完全な障害管理を提供します。またHAFは、アクティブなハートビート監視と反応型のエラー検出スキームを用いて、システム、スロット、アプリケーションの各レベルで、主要ハードウェア・ソフトウェア・コンポーネントの健全性を確認することができます。
Elementは、個々のスロット、ブレード、シャーシの構成・監視のために、包括的なシェルフ管理サービスのスイートを提供します。Elementは、シェルフ管理コントローラと共同してブレードを検出・構成したり、リビジョン番号を追跡し、温度・電圧・ファンスピードなど主要なブレードレベルのパラメータを監視します。またElementは、動作中のシャーシから個々のブレードの挿入・取り外しを可能にするホットスワップもサポートします。
Enea について
Enea は、リアルタイム・オペレーティング・システム(RTOS)、ミドルウェア、開発ツール、データベース技術およびプロフェッショナル・サービスのリーディング・サプライヤです。通信インフラストラクチャや携帯端末、医療機器、自動車制御システムなどの高可用性システム向けにソフトウェアとサービスを提供しています。Enea の主力オペレーティング・システムであるOSEは、世界の3G携帯電話および基地局の約半数で使用されています。 Eneaは、500名以上の従業員を擁し、ストックホルム株式取引所に上場しています。詳しくは www.enea.com をご覧下さい。
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